大学の時のバイトの経験が今に活きているのさ。

大学2年の時、長野県にある温泉旅館で一か月ほどアルバイトをしていたことがあります。

バイト専門の機関誌で今すぐ バイト 日払い募集を見て申し込みました。
採用の通知が来て旅館へ行ってみると、7階建ての近代的なホテルと小さな湯治場を備えた老舗の旅館でした。
私は男性ですが、与えられたのは【番頭】と呼ばれる仕事で布団の上げ下ろしや部屋の清掃・庭掃除などの仕事でした。

このバイトをして一番得をしたな、と思うのは仕事終わりに自由に温泉に入れることでした。
男湯・女湯の他に混浴の浴場もありました。
しかし従業員が混浴に入り浸っていては客から苦情が出るのではないかと思い、あまり入る機会はありませんでした。
一度は夜中の12時くらいに仕事が終わり【この時間ならお客さんも入っていないだろうな】と思い混浴に浸かっていると、やはり仕事終わりの仲居さんたちが集団でドドドーとなだれ込んできて、私の方を見て【お仕事、お疲れさま~】と話しかけてくるので、恥ずかしくなってこそこそと逃げ出したこともありました。

ある日、仕事中なのにとても疲れていたので皆には内緒でこっそりとお風呂に入っていたことがあります。
しかし、それを番頭頭の人に見つかりひどく叱られた事もいい思い出です。
バイトが終了する日に【あの時はすみませんでした】と番頭頭の人に謝ったら【いいんだよ。東京へ戻っても頑張って勉強しろよ】と言われ、なんかジーンとくるものがありました。

東京へ帰る電車の中で【就職したらいつかあの旅館に客として行ってみたいな】と思いましたが、今の所その夢は叶っていません。
ほんの一か月のバイトでしたが、とてもいい思い出になっています。